「病は気から」は本当だったと科学的に実証!そのメカニズムとは

昔から『病は気から』と言われてきました。

「病気は気の持ちようで良くも悪くもなる」という、日本に古くから存在していることわざです。

でも、病気って科学的に体の中で起きていることだし、気持ちとは関係ない!と思っていませんか…?

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ストレスが病気を引き起こすメカニズムが解明

ストレスが、胃や心臓などに大きな影響を与えるということは以前からわかっていました。

でも、なぜ影響するのか、どのようなメカニズムでストレスが病気を引き起こしてしまうのかについては、よくわかっていませんでした。

それが最新の研究により、ストレスが脳に炎症を引き起こした時の(脳の)部位がどこなのか、それを引き起こす原因物質が何であるかなどの詳細が明らかになったのです。

「病は気から」が本当だったと実証され、オンライン科学誌『eLIFE』によってそのメカニズムが紹介されました。

免疫細胞が病気の原因に!?

そのメカニズムを簡単に説明すると、以下の通りです。


本来、脳内に入ってくる物質は限られたものしかなく、通常であれば免疫細胞や分子量の大きいタンパク質などは侵入してきません。

ところが、嫌なことなどが重なり、脳が強いストレスを受けると、免疫細胞が「脳が助けを必要としている」と思ってしまうのか、脳に侵入してきてしまいます。

慣れない脳の中に入った免疫細胞は、脳内の血管に刺激を与えてしまい、血管が炎症を起こしてしまいます。

脳にとっても、慣れない異物が侵入してきたうえに血管にも炎症を起こされたことで混乱し、誤作動を起こし、神経をたどってさまざまな臓器に間違った情報を伝達して、臓器にも炎症を起こしてしまう…、というのです。


脳に侵入した免疫細胞は、脳に刺激を与えた後でほぼ死滅しますが、残った免疫細胞が将来、アルツハイマー病や認知症などの原因につながっているのではないかという可能性も視野に入れ、さらなる研究が進められています。

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今後の病気治療に役立つ可能性も

このメカニズムが解明されたことにより、今後の病気治療や病気の発見方法に影響を与える可能性もあります。

血液検査などで脳内に炎症を引き起こす免疫細胞の量がわかるようになれば、ストレス性疾患にかかりやすい体質(性格)であるかどうかとか、突然死を引き起こす可能性の有無などが予測できるようになるわけです。

ストレスは避けるよりコントロールする

人は、それぞれ顔や性格が違うように、同じことを経験してもストレスと感じるか感じないか、またその大きさも、人によって全く違います。

何が自分にとってストレスになりやすいかを見極め、そういったストレスの要因となることに対して、どのように向き合うかが大切になってきます。

以前は、ストレスそのものが悪であるように言われてきましたが、最新の心理学の研究によって、ストレスが努力の原動力や活力の源となっていたり、ストレスによって強くなれるという側面もあるため、ストレス自体は悪ではなく、『ストレスをどうとらえるかが大切なのだ』、と言われるようになってきました。

実際、ストレスの元を排除したくても、仕事を辞めるのは簡単ではないし、人間関係だって簡単に断ち切れるものではありません。

それなら、ストレスを受けてもうまく受け流したり、「このストレスが私を強くする」と、前向きにとらえる逆転の発想が重要になってくるのではないでしょうか。

ストレスが体に悪い」と思い込むだけで、死亡リスクが43%も上がる!?

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当記事は、2017年8月18日放送『羽鳥慎一モーニングショー』を参考にしています。
医学的開設は、北海道大学 村上正晃 教授でした。

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