白鵬・鶴竜・八角理事長の処分決定・貴乃花は保留・貴ノ岩は聴取終了

横綱日馬富士による暴行事件に関して、相撲協会は12月20日(2017年)、臨時理事会を開催。

関係者への処分を決定しました。

検察の決定を待ってから事情聴取に応じるとしていた貴乃花親方の姿勢も軟化したのか(?)、一転「聴取に応じる」となったようです。

一方、相撲協会は19日、貴ノ岩の事情聴取を完了しました。

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相撲協会の処分内容

元横綱・日馬富士の処分

すでに自主引退している日馬富士ですが、

処分内容は「引退勧告相当」。

自主引退の場合はもらえるけれど
引退勧告の場合はもらえないという
退職金については、特に言及はなかった模様です。

もうちゃっかりもらってるのかな。


日馬富士は、相撲協会にとっては
もう部外者になっちゃったけど、

横綱の身分で今後このような事件を起こしたら、
こういう処分になるよ、
という今後の指針を示すためにも、
必要な処分だったみたいです。

現場に同席した二人の横綱の処分

白鵬の処分

事件の発生と進展(重大化)を抑えられなかった責任があるとして、以下の処分が妥当であると決定されました。

厳重注意処分
および減給処分

(※1月分給与100%カット、2月分給与50%カット)

鶴竜の処分

白鵬と同様の理由で、

厳重注意処分
および減給処分

(※1月分給与100%カット)


横綱二人の処分については、

「暴力絶滅にたいしてもっと敏感であったなら、事件を止めることができたはず」

ということでした。

「白鵬は事件の黒幕・鶴竜は共犯者」
という疑惑を持たれている二人ではありますが、

「黒幕であり共犯者かどうか」については、
あくまでも疑惑レベルであり、
証明することができていない以上、

このような処分で終わるのはまあ妥当、
といったところでしょうか。


十数回も殴られていたので、
それなりの時間経過があったはず。
(被害者側からの証言では「数十発」)

その間にいくらでも止めることはできたものを、
止めずに重大化させてしまった責任、
ということになります。

危機管理委員会の調査報告書では、
白鵬の責任は軽くない
とまとめられています…。

白鵬の責任はかなり重いの間違いじゃないの??
やっぱり甘いね、白鵬には…)

日馬富士の責任者・伊勢ヶ濱親方の処分

日馬富士の監督責任者である伊勢ヶ濱親方は、
今回の臨時理事会を最後に理事を辞任し、
役員待遇委員に降格されます。

八角理事長の処分

八角理事長は、
最高責任者であるにもかかわらず、
事件を防げなかったことなどの責任を取って
3か月間の報酬全額返上処分となりました。

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貴乃花親方の処分

貴乃花親方は、
協会員であり理事であるにもかかわらず、
相撲協会からの再三の
事情聴取要請に応じなかったため、
何らかの処分が下されると考えられていますが

今日の時点では処分保留となりました。

【北村委員長の貴乃花親方に関する言及】

ここ最近の貴乃花親方の
言動は非難に値する。

これは横綱審議委員会全員の意見である。

親方であり、理事であり、
執行部の一員であることの責任を放棄している。

普通の組織の中ではありえないことだ。


これ以外にも、
「巡業部長の立場であるにもかかわらず
事件をすぐに協会に報告しなかったこと」
に対する処分も含まれるであろうと思われます。

処分内容については、
厳重注意処分になるのか
理事解任レベルになるのか、
といったところが焦点になりますが

「伊勢ヶ濱親方より重い処分になることはないだろう」
というのが大方の見方のようです。

「横綱審議委員会が貴乃花親方を批判」に「違和感」の声

横綱審議委員会は、
文字通り横綱に関する審議をする委員会なのに
親方で理事でもある貴乃花親方を
批判していることに対して
疑問の声が上がっています。

【薬丸裕英さん】

横綱審議委員会であって、
横綱・理事長・親方審議委員会
ではない。

なんで横綱じゃない貴乃花親方を
非難したんですか。

横綱じゃない人に
なんでここまで言うのか、
とても不思議に映った。

【貴乃花親方の母 藤田紀子さん】

こうやって公で発表すると
テレビに映りますよね。

世論に『貴乃花はこんな人だ』と
植えつけるんですよ。

たぶんそういう狙いがあるんだと思います。

【東京相撲記者クラブ会友 大見信昭さん】
(貴乃花親方は)
捜査が終わってから、
というのは所定の方針だったわけですから。

その通りにやっただけで。
(避難されるべきことではない)


貴乃花親方のかたくな過ぎる態度を
批判する人も少なくはないですが、

だとしても
「横審はそれを言う権利なし」
っていうところですよね。

協会・横審は、本当に白鵬に甘くて
貴乃花側にはずいぶん風当たりが強いな~
と感じている人だって少なからずいるわけですから、

もうちょっと中立な姿勢を見せられないものかな、と思います。

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貴ノ岩への事情聴取は19日に行われていた!

処分決定よりも驚いたのは、
12月19日の時点で、
相撲協会は貴ノ岩と直接接触し、
事情聴取を取り付けていたことでした。

貴ノ岩に対しても、
巡業を休業するにあたって
新たな診断書を提出していなかったことなどから、

被害者である貴ノ岩に対する
何らかの処分もあるのではと
危惧されていましたが、

事情聴取を遂行できたことによって
その可能性は低くなったと言えそうです。


「貴ノ岩はどこにいるのか」
と、所在が心配されていましたが、

いつの間にか新幹線で東京に戻り、
どこかの病院に入院していたようで、
事情聴取は貴ノ岩の入院先で行われた
ということです。

貴ノ岩「失礼なことはしていない」

日馬富士や白鵬の証言によると、

「白鵬が後輩に説教している時に、
貴ノ岩がスマホをいじったから日馬富士が怒った」

これ事件の発端であるという
筋書きになっていましたが、

貴ノ岩は
特に礼を失する行為はしておらず、
暴行を受け傷害を負わされる理由は全くない。

日馬富士がなぜこんなことをするのか
理解できなかった。

(殴られている間)
なぜ誰も助けてくれないのだろう
と思っていた。」

と証言しています。


世間一般では、

「日馬富士と白鵬はグルで、
その場にいたそれ以外の力士はその子分。
事件現場にいた貴ノ岩以外の力士ちは
全員加害者側の仲間である」

と考えられています。

グルであり仲間である力士たちは、
加害者に都合の良い証言をするもの。

被害者との証言に、
これほどの違いがある場合、
どのように解釈されるのか、
気になります。

相撲協会は貴ノ岩の証言を
くみ取ってくれるのでしょうか。


貴ノ岩は
「白鵬の引退は望んでいなかった」
と言う一方で、

「示談する気にはとてもなれない」
とも言っています。

貴ノ岩も、これほどコトが大きくなるのを
望んではいなかったでしょう。

けれども、貴ノ岩の意に反して
発生した事件そのものが
とてつもなく大きな膿をはらんでいた

ため、事件は予想外に大きくなってしまった…。


貴ノ岩の早急かつ正当な社会復帰を望みます。

白鵬のマナーを欠いた相撲にも「注意」

事件とは別に、白鵬の相撲の仕方・勝ち方が、
「張り手」や「かち上げ」などを多用しているとして、
これについても注意しています。

15日間の取り組みのうち、
10日以上このような取り組みをすることがあり

横綱相撲として到底美しくない
見たくない」などの意見が相当数
寄せられています。

このような、勝つためだけの強引な取り口は
横綱にふさわしくない」ことであり、

横綱審議委員会から相撲協会に対して
横綱の自覚を促す工夫と努力をしてほしい、
という要望が多数寄せられました。


違反行為ではないということなので、
「明文化されてない暗黙の掟」
ということになります。

相撲協会らしいグレーぶりですね。

ルール上OKなら、何をどう注意するのでしょう。

そういう「不文律」的なものって、
外国人力士には理解できないのでは…?

いろいろな意味で、
モンゴル人に限らず
外国人を受け入れる上での
根本的なルール整備が整っていないまま
今に至る、という感じがします。

ダメなものはダメ、
ルールはルールと明文化しないと、
今後も入ってくるであろう外国人力士との間に
もっと深いミゾができてしまうように思います。

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