日馬富士への略式起訴で貴乃花親方と貴ノ岩が裁判に訴える可能性

元横綱・日馬富士による暴行事件で、検察が12月28日に元日馬富士を略式起訴する見通しです。

略式起訴の起訴内容によっては、裁判に発展する可能性も示唆されています。

スポンサーリンク

日馬富士は略式起訴され「有罪」へ

元横綱・日馬富士による暴行事件は、
相撲協会も年内に収束させて
終わらせたかったところだと思いますが、

27日までに被害者である貴ノ岩との
示談を成立させることができず。

28日に至り、略式起訴される見通しとなりました。

検察も「なんとか年内に一応の決着を」
と思っていたのでしょうか。

年の瀬も迫る28日、
年内ギリギリの起訴となったようです。


略式とは言え起訴され、
略式命令が出されれば、
元日馬富士は日本国内における
犯罪者としての前科がつくことになります。


このような事態になってしまったことに対して、

日馬富士がかわいそう

という意見も少なからずあるようです。


実際、一般人同士の暴力事件の場合は、
全治2~3週間のケガであれば、
ほとんどのケースにおいて示談が成立し、
起訴は見送られます。

ですので、その観点から言えば確かに
日馬富士はちょっとかわいそうです。


だけど日馬富士は、外国人とは言えども、
日本の相撲協会に属していた力士です。

横綱だった人です。


そんな地位にいる人がパワハラによる
暴力事件を起こしたらどうなるか。

後輩を病院送りにしたらどうなるか。

コトの重大さを考えるべきでした。

…たぶん相撲業界の中では
その程度の「かわいがり」や
「弟弟子を思っての指導」は
あたり前のことになって
しまっていたんでしょうけど。

何気ないちょっとした気持ちでやった暴力
程度の認識しかなかったんでしょうけど。


誰かが大ナタを振るわなければ、
「何気ないちょっとした気持ちで」
暴力をやってしまうのが
当たり前な相撲界の体質を
変えることはできないでしょう。

それが、今回の元日馬富士による
暴力事件の重大化の根本にある
「膿(ウミ)」のひとつなのですよね…。

スポンサーリンク

貴ノ岩側が納得しなければ民事裁判へ?

略式起訴によって
略式命令が出されれば、

今回の事件においては
最高で「50万円の罰金刑」が
課されることになります。


刑事事件としては、それで終わり。

横綱日馬富士暴行事件は
一応の決着を迎えることになります。

しかし、裁判には刑事裁判と民事裁判があります


もし、一連の被害に対する刑罰などに対して、
貴ノ岩側が納得できなければ、
民事裁判を起こす可能性も残っています。


被害者である貴ノ岩が原告となり、
元日馬富士と日本相撲協会を相手取って
民事裁判を起こす、ということです。


貴ノ岩は、今回の暴力事件によって
11月の九州場所および
1月から始まる初場所の休場を
余儀なくされています。

番付の救済措置が取られたことにより、
休場しても幕下に転落することは避けられたものの、
十両の最下位にまで番付を
落とすということは決定しています。


同じ幕内力士でも、
前頭八枚目の平幕だった貴ノ岩が
十両再開にまで落ちるわけですから、
給料も下がります。

平幕の給料は、毎月約130万円。
十両の給料は、毎月約100万円。


約30万も収入が減ることになります。


「力士の給料って高い!」
と思われるかもしれませんが、
それなりに体張ってますからね。

しかも、下積みの幕下時代は給料なし。

さらに、いつ先輩モンゴリアンにボコられて
力士生命終了させられるかわからないとなると
そんなに高い給料でもないと思います。

話がそれましたが、

民事裁判では、後遺症の有無などについても
問題になってくることが予想されます。


そして何より貴ノ岩にとって、
お金よりも後遺症よりもつらいのは、

「何も悪いことはしていないのに、
本国モンゴルでは自分が悪者になっている」

ということでしょう。


これらのことについて、
治療費や慰謝料を
請求するだけでなく、

日本相撲協会の使用者責任を追及
事態の白黒をつけるまで戦う可能性もある」
ということです。

情報元:TBSテレビ「Nスタ」(2017年12月27日放送)


東京相撲記者クラブ会友の大見信昭氏は、
裁判の見通しに関して
以下のように述べています。

相撲協会の最高議決機関は、
理事会なんですが、

理事会が下す「処分」に対する
不服を申し立てる窓口がないのです。

ですから、もし理事会が決定する処分に対して
貴乃花親方側が「不服」
ということになれば、

裁判になる可能性はあるでしょう。


(協会に対してだけでなく)
元横綱・日馬富士に対しても
要求はすると思います。

(番付が下がって)給与も下がることや
後遺症などのことを考えれば

それなりの損害賠償を
してもらわなくてはならないでしょう。


年内に収束させたかった相撲協会ですが、
事態はそんなに軽くなかったようです。

暴力に対してもっとちゃんと
敏感になって内側から改革していれば
こんなことは防げたかもしれないのに、

そして改革する機会は
今までいくらでもあったのに、

それをやってこなかったどころか

今回の暴行事件においても

まるで「被害者貴ノ岩が悪い」
といった趣旨の報告書を平気で作り、

マスコミの前で堂々と読み上げてしまう
ズレて腐りきった体質のツケは、
想像以上に大きかったと言えそうです…。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする