日馬富士引退会見で謝罪しても貴ノ岩には謝らない!悪いと思ってない?

日馬富士による貴ノ岩への暴行事件で、ついに今日(2017年11月29日)、引退を発表し、引退会見を行いました。

「事件の真相が解明される前に引退」という点がクローズアップされていますが、引退会見での日馬富士の態度は…。

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日馬富士の反省は何に対する反省か

日馬富士は、会見開始と同時に、伊勢ヶ濱親方と一緒に30秒近くも頭を下げ、神妙な顔で会見に臨みました。

伊勢ヶ濱親方の冒頭の涙と、日馬富士の意気消沈した顔だけを見ていると、ちょっとかわいそうになってくる部分もありましたが、私が事件発覚当初からずっと気になっていたのは、

日馬富士は貴ノ岩に全然謝らないという点でした。

日本人の一般人としては、加害者である日馬富士から、被害者である貴ノ岩への謝罪が全然ない事に対しては、強い違和感があります。


さすがに引退会見では、「貴ノ岩に申し訳なかった」という声も利かれるかと思いきや。


冒頭の日馬富士の謝罪のことば

このたび、貴ノ岩にけがをさせたことに対して
横綱としての責任を感じ引退をさせていただきます。

国民の皆様
相撲ファンの皆様
相撲協会
伊勢ヶ濱部屋の後援会の皆様
親方、おかみさんに

大変ご迷惑をかけたことを
心から深くおわび申し上げます。


…貴ノ岩への謝罪はありません。


日馬富士より先にマイクを握った伊勢ヶ濱親方も、

日馬富士がいかに努力家で、酒グセも悪くなく、
良い力士であることを強調。

暴行事件については、
「日馬富士本人が一番悪い」
と言いながらも、

「他人様のせいにするわけにはいきません」
と、「自分一人で罪をかぶった」みたいな言いかたには違和感を覚えました。

そしてやっぱり、

被害者貴ノ岩への謝罪や気遣いのことばは一言もありませんでした。

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被害者の処罰感情は量刑に影響する

事件の量刑を決める上で、どんな事件を起こしたかも問題になりますが、

「被害者の処罰感情」も考慮されます。


被害者が加害者を許しきれず、
「重い処罰を望む」と思っている場合、
それが量刑に反映することがあります。


もし私がこの暴力事件の被害者だったとしたら、
テレビカメラを向けられても、
絶対に私に謝らない加害者を、
どうやっても許すことはできないでしょう。

裁判では、
「反省していないようなので、
できる限り思い処罰を望みます」
と証言するでしょう。

なぜ一言も謝らないのか。

その理由は、日馬富士のことばの端々に現れているように思いました。

日馬富士は貴ノ岩に対して「悪い」と思っていない

日馬富士が被害者 貴ノ岩に対してどう思っているのか、

それは、記者会見の中盤で明らかになります。


記者の「今、貴ノ岩関に対して思うことは何かありますか」

という質問に対し、日馬富士はあまり表情を変えず、
少し考えてから淡々と以下のように語りました。

貴ノ岩関にけがを負わせて
心も傷ついていると思います。

これから礼儀と礼節を忘れず
ちゃんとした生き方をして
がんばっていただきたいです


「貴ノ岩への気持ち」を具体的に振られても、
絶対に謝罪しない日馬富士。


それどころか、

礼儀礼節を守らなかった貴ノ岩が悪い

と言っているようにも聞こえる言い回し…。


伊勢ヶ濱親方は、これでOKと思っているのでしょうか。


事件が起きてしまった理由を聞かれた時も、
日馬富士は…、

弟弟子が、
礼儀と礼節がなってないと、
それを正し、直し、
教えてあげるのは
先輩としての義務だと思っています。

弟弟子を想って叱ったことが
彼を傷つけ
そして大変世間を騒がし
相撲ファン、相撲協会、
後援会の皆様に
大変迷惑をかけることになってしまいました。


弟弟子に礼儀・礼節を教えるためには
カラオケのリモコンでぶん殴るのがモンゴル式?


モンゴル怖ぇ~。

そしてやっぱり、
悪いと思っているのは
「ファンと協会と後援会に対して」だけ。

何ともスッキリしない、
不愉快さだけが残る会見となってしまいました。

謝ったのは貴ノ岩のほうだけ…?

報道では、
「事件の翌日握手してお互い謝って話は終わった」
みたいなことが言われていますが、
実際には日馬富士は一言も謝っていません。

事件の翌日、謝りに出向いたのは殴られた貴ノ岩のほうでした。

日馬富士はあやまるどころか
「今後、同じような失礼な態度をとったらまた殴る」
と言っただけ。
(貴ノ岩の兄・ルブサン・アディヤ氏証言)


日馬富士は知人を通して

「事件直後の九州場所での貴ノ岩の何ともなさそうな顔を見れば、ケガの程度もわかってもらえるでしょう」
的なことも言っています。




記者会見と、その他の日馬富士の言行から見て、

日馬富士は貴ノ岩に対し
謝罪の気持ちが一切ないこと、

それどころか
「事件を大ごとにされたこと」に対して
内心怒っているんじゃないかという空気まで伝わってきます。


そういう日馬富士を記者会見でずっと横目にしながら
一切正そうとしない伊勢ヶ濱親方

多分親方も「自分は貴乃花親方の事件化による被害者」
っていう意識がどこかにあるのでしょう。


何かしら事件が起こった時、
世間一般の怒りの感情を一定レベルに抑える力があるのは、
加害者の反省と謝罪の態度だと思います。

でも今回、残念ながら一ミリもそれが感じ取れなかった。
被害者に対する申し訳ないという気持ちが一言もなかった。

しかも、親方ともども。


たぶん、事件発生当初からずっとこんな感じだったんでしょう

だから

貴乃花親方も絶対引かねぇ!

と思ったんじゃないでしょうか。

同情の余地なしの残念な記者会見でした。


モンゴルでは、日馬富士に同情する声が大多数だといいます。

貴ノ岩のお兄さんでさえ、

「モンゴルではこんなケンカは普通。
翌日互いに謝罪して許し合える」

…と言っています。

そう、たがいに謝罪して、ね。

んん~~っ!?


日馬富士は謝罪してない、ですよね。


謝罪したのは被害者・貴ノ岩の方だけ…。

ぶん殴られて出血して耳も悪くなって、

自分だけ謝罪させられて

記者会見でも囲み取材でも絶対謝らない
日馬富士を見て、

貴ノ岩は一体どう思っているのか。


私はそこが一番気になります。

皆さんは、どう思われますか…?

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コメント

  1. 林友紀 より:

    全くその通りだと思います。
    教育という口実で反撃しない相手に一方的に暴力を振るうのは、いかがなものか!
    日馬富士の引退会見を見て、全然悪いと思っていない態度は、とても違和感を感じました。

  2. ななし より:

    モンゴルでは、相手の運気を下げない為に謝らないそうです。
    そういう願いがあったと思います。

    もう一つは、角界全体が暴力に鈍感。いちいち謝らない。
    土俵上で、脳震盪も骨折も出血も、毎場所何件もふつうにあります。
    こういう世界の出来事を一般人が自分たちの常識に当てはめるのは(これを貴乃花がやった)、今までの伝統を捨て、格闘技SUMOUにするのと連動しています。

    • kyoko より:

      今回の件は集団リンチ(実行犯はひとり)ですよね。
      土俵上のケガとは全然次元が違います。

      集団リンチの暴行事件さえも、伝統の相撲では黙っていろと?
      これを事件化したら格闘技SUMOUになると言うことですか?

      伝統の相撲がそんな状態では、
      日本人の力士志願者は今後も減っていき、
      モンゴル人のみのモンゴル相撲になっていきます。

      角界全体が暴力に鈍感だったなら、
      もうちょっと敏感になるべき。

      それと、モンゴルでは謝らないということですが、
      伊勢ケ浜親方はモンゴル人だったんですか?

      そうだとしても、日本の相撲の親方になったなら
      日本の流儀に合わせてもらいたいものです。