貴乃花理事解任で「八角も理事長辞めろ!」もみ消し工作も発覚?

1月4日に執り行われた日本相撲協会の臨時評議員会で、貴乃花親方の理事解任決議案が満場一致で決議され、貴乃花親方は理事を解任されました。

暴力事件におけるその他の関係者の処分とのバランスについて、各方面から疑問の声が上がっています。

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「礼を欠くこと」は、目の前の犯罪を止めないことより重罪扱い!


【貴乃花の処分に関する会見を開く池坊保子 相撲協会評議員会議長】
出典:mainichi.jp


貴乃花親方の処分は、暴行事件を起こした元横綱・日馬富士の「引退勧告相当」に次いで重い「降格処分」でした。

※相撲協会の処分の種類と段階についてはこちら

※加害者側の親方である伊勢ヶ濱親方は、自主退任ですから、相撲協会が下した処分ではありません。


その他の関係者の処分は、

八角理事長 3か月分給与返納
白鵬 給与2か月分減額
鶴竜 給与1.5か月分減額

最高責任者である八角理事長も、現場にいて犯罪を止めなかった白鵬・鶴竜も、貴乃花親方の処分よりずっと軽い減俸処分で済んでいます。

貴乃花親方の処分理由

池坊保子議長によると、貴乃花親方の処分理由は、

巡業部長でありながら巡業中に起きた暴行の協会への報告義務を怠ったことによる理事の忠実義務違反

および

八角理事長が何度も電話しているのに応答せず、折り返しの電話もしなかったことが「著しく礼を欠く」

というもの。


暴行事件の報告義務を怠ったのは、むしろ白鵬と鶴竜なのに、その点については厳重注意のみで終わっており、相撲協会側はその後その問題には一切触れていません。


貴乃花が報告義務を怠ったというなら、白鵬と鶴竜も同罪ですので、白鵬・鶴竜両横綱との処分の差は、

貴乃花の「礼を欠いた」こと

白鵬・鶴竜の「目の前の犯罪行為をすぐには止めなかった」こと

この差が処分の差


ということになるわけです。


(本当は暴行中に白鵬が「物は持たないように」とか言っているわけですから、傍観者ではなく共犯者か主犯格なんですけどね。今は表向きの話だけさせていただきます。)


つまり、相撲界においては、
目の前で同僚が後輩に暴行するという犯罪を流血沙汰になるまで止めなかったことより、電話に折り返さないで礼を欠くことの方が重大な過失である

という、常識はずれな評価を下してしまったことになります。


これは、バランスを欠くどころの話ではありません。

明らかに八角理事長をはじめとする、体制側からの貴乃花への個人的仕返しとしか思えません。


何の仕返しか?

電話に出ず、折り返しもしなかったことへの仕返し?


違います。

「単なるかわいがり」を警察に届けて事件化したことへの仕返しです。

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一般的な意見は「貴乃花だけ重い処分はおかしい」

この処分に対し、落語家の立川志らくさんは、TBSテレビ「ひるおび!」で、以下のように語っています。


【立川志らく氏】

八角理事長が電話したのだから出なさいと、そんなのは小言で済むことでしょう。

それを理由に理事を辞めさせるのはおかしいですよ。

貴乃花親方が処分になるなら、八角理事長もお辞めになるべき。


弁護士で中央大学法科大学院教授の野村修也氏は、Twitterで以下のように語っています。


その他にも、以下のようなコメントが出ています。


【脳科学者:中野信子氏】

これはまさに「いじめ」の構図です。

「暴力は良くないが、貴乃花のやり方も良くないよね」
と言うのは、

「いじめられる側にも問題がある」
というのと同じことです。

これを認めてしまったら、いじめはなくなりません。


【英BBCニュース】


(貴乃花親方が批判を浴びていたことに関して)

他のほとんどのスポーツでは、
彼は内部告発のヒーローとして称賛されるだろう


【ノンフィクション作家・長田渚左氏】


問題の根本は暴力事件だったはずだが
『なぜ起きたのか』
という主題は最後まではっきりしなかった。

協会が当事者双方からすぐに事情を聴けば3日で終わった話で、統率力のなさを露呈した。

協会は一連の対応が相撲界にとって大きなマイナスになっていることに気付くべきだ。


池坊議長は、貴乃花親方の処分が他の人の処分とのバランスを欠いていることについて、

「巡業部長」としての責任を重く見たのであり、
「被害者・加害者と一緒にしないで」と言っています。

それを言うなら、お手本となるべき横綱としての責任はどうなるのか。

そこはスルー。

なぜスルーか。

それは、暴行事件を警察に届けなかったのは悪いことではないから。

犯罪行為であるはずの暴力を内々のこととして片付け、なかったことにする今までの慣例に即して行動したから。


…な~~~んて言われても文句言えなくなっちゃうよ~~~!

貴乃花の報告書には「協会によるもみ消し」が告発されていた!?

「Jcast News ビジネス&メディアウォッチ」の情報によると、相撲協会による事件のもみ消し工作があったことがわかっています。

今回の臨時評議員会では、11月に親方が独自に事件についてまとめた「貴乃花文書」の一部が新たに明かされた。

親方は事件直後に鳥取県警へ被害届を出したが、八角理事長をはじめ協会執行部4人は執拗に「内々に済む話だろう」と被害届の取り下げを要請してきたという。

5日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)で加藤浩次さんは、「協会に『被害届を取り下げろ』と言われたら、(貴乃花親方は)黙ると思う。

貴ノ岩関が頭を割られたのに、『これは揉み消すぞ』と言っているように聞こえる」とし、聴取に応じなかった親方に理解を示した。

「協会は警察から連絡があったのに、(九州)場所中だということで遅らせた。
想像ですが、その間に揉み消して内々にできればいいと思っていた節があるのではないか」

「そこ(場所前に対応しなかったこと)は理事会にも非があると思ってしまう」


やっぱりというべきか、当然と言うべきか。

もみ消し工作はあったのですね。

だから貴乃花はかたくなになった。

もともとかたくなで真っ直ぐすぎる貴乃花を、より硬直させてしまった。


事件発覚初期の頃、旭鷲山が「あの部屋の力士を殴ったのが間違いだった」と言ったことが思い出されます。

数か月後か数年後になるかわからないけど、「あの部屋の力士だったから良かった」と、みんなが思える結果になっていてほしいものです。

…。

無理かな、数年くらいでは(笑)。

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コメント

  1. 公益法人相撲協会を再建する会 より:

    冬巡業中に起きた立行司のセクハラ行為について相春日野巡業部長の撲協会に対する報告はあったのか?
    それとも報告があったにも拘わらず隠蔽して済まそうとしていたのか?

    白鵬部屋だからなんも言えなくて処分を曖昧にするのか八角理事長さんよ?

    あんな厳しい処分を貴乃花親方にしておきながら相も変わらない相撲協会なのかよ自らの進退を明らかにして三ヶ月程度の処分ではなく能力のない理事長は辞任すべきでないのか?
    相撲協会のトップとして責任を取って辞めろ!

  2. tadahiro watanabe より:

    いろいろ貴乃花親方の事を言ってくれた横審委員長に苦言を呈する。
    相撲総見の際、、白鵬が張り手をした時に相撲の稽古を中断してでも注意をすべきところを注意せずに見過ごす姿勢には相撲不安として納得がいかないです。
    何のための相撲総見なんですか?
    このことは本来なら脇で見ていた八角理事長が横綱白鵬を横綱審議委員長の目の前に呼んで注意すべきことなのに相変わらずモンゴル力士には甘いですね。

    これでは相撲ファンは納得しませんよ!

    1月場所で白鵬が張り手・かち上げ(怪我もしていない肘にテーピングを巻いたその上からサポーターを二重にしているのに審判が注意もしない)白鵬のかち上げは胸に腕でかち上げるのでは無い、相手力士の首をめがけている反則紛いの危険な行為である。
    体力の衰えが横綱らしからぬ相撲に代わって来ているとしか思えない汚い相撲が目立ってきている。
    歴代の横綱は体力の限界を悟ると引退して後進に道を譲る道を選択したがこの横綱は勝つ為には手段を択ばない相撲を取り続けている。

  3. 落合憲史 より:

    八角理事長は前理事長の北の湖が貴乃花を可愛がっていたのが気に食わないのだとおもう
    存分においこんでおいて引退届けを出した途端話し合いをしたいだなんて自分の立場だけ守るんじゃねえ八角もやめろ69歳の爺の意見。