100年に2~3度あるかないかという最強寒波が到来しています。
日中天気が良い中外出しても本当に寒いですね…。
東京がマイナス4度を記録したのは、1970年1月17日以来。
実に48年ぶりの寒波、ということになります。
この寒さは、一体いつまで続くのでしょうか。
当記事は、2018年1月25日のデータをもとにしています。 参考:TBSテレビ「ひるおび!」 気象予報士 森朗 氏 |
各地の最低気温
札幌 -12.7度 秋田 -7.9度 仙台 -6.7度 新潟 -5.1度 東京 -4.0度 金沢 -3.9度 名古屋-3.8度 松江 -2.5度 高知 -3.8度 福岡 0.0度 鹿児島-0.1度 |
その他、北海道の喜茂別町では、-31.3度を記録しています。
低温注意報発令
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あまりの寒さに、「低温注意報」なるものが発令されました。
これは、あまりの低温により、災害が発生する恐れがあると予想した時に発表される注意報です。
東京における低温注意報の発表基準は以下の通り。
冬季:日最低気温がマイナス7度以下・玉西部はマイナス9度以下
夏季:日平均気温が平年より5度以上低い日が3日続いた後、さらに2日以上続くとき |
予想される災害としては、
●水道管の破裂 ●農作物の被害 |
などがあげられます。
なぜこんなに寒くなってしまったのか
寒気がたまっている
気象予報士の森朗さんによると、「寒気がたまってきている」のだそうです。
上空に寒気がたまると、冷えて重くなった冷たい空気が地上に降りてきます。
上空の寒気が風などで飛ばされ、通り過ぎていけば寒さは弱まりますが、地上に降りた冷たい空気が消えるまでには少し時間がかかります。
この冷たい空気が消え去らないうちに、新しい寒気が上空に来て、また冷たい空気を地上に落としていく…という感じで、繰り返し来る寒気によって、冷たい空気が蓄積され、放射冷却によってどんどん冷やされている、という状況です。
低気圧が3個もある
現在は、西高東低の冬型の気圧配置になっています。
それ自体は例年通りのことですが、低気圧が3つもあることが問題です。
寒気を取り込む低気圧が3つもあることによって、日本の上空に寒気がグルグルと回りながらとどまり、なかなか立ち去ってくれない、という状況になっています。
2月いっぱい寒さが続く!?
この寒さはしばらく続く模様です。
1月24日に発表された3か月予報でも、2月にかけても気温が低めであることが予想されています。
期間としては、2月いっぱいくらいは寒波が居座る可能性がありますが、来週(1月29日月曜~)あたりは、東京においては「最低気温が氷点下」の状況は若干和らいで、最低気温0度~1度の日々が続くと予想されています。
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わずかながらも気温が上がることと、体が慣れてくることで、来週は体感的には「ちょっと楽になってきた」と感じられることでしょう。
![]() 手すりに、風に吹かれて斜めに凍るつららができています。 (※イカの一夜干しを作っているのではありません。) |
関東で再度大雪が降る可能性
気温がとても低い間は、関東では大雪になる心配はなさそうです。
ただし、今現在居座っている寒気が抜ける頃、弾丸低気圧が襲ってくる可能性もあり、その時は雪になる可能性もあるでしょう。
⇒関東・東京2月1日月曜に雪予報でまた電車止まる?高速道路規制は?
まだまだ早朝の時間帯などは道が凍っていることもありますので、不要不急の外出は減らし、寒さ対策・降雪対策は十分に整え、暖かくして過ごすようにして下さい。